使用する検査機器


建築

機器の名称 高所観察用ビデオカメラ
機器の使用目的 建物の床下や天井裏、屋根などの高所の観察
機器の概要 高所観察用ビデオカメラは、建物の床下や天井裏など、人が入りにくい箇所の観察や屋根、外壁などの高所の観察など、はしごや脚立などを使わず、一人で安全に、効率よく行えるよう、伸縮可能なポールの先端にウェブカメラ又はデジタルカメラ(以下、カメラ等)を取付けたものである。
三脚に取付け、高さ10m程度まで伸縮可能なポール先端にカメラ等を搭載し、カメラ等のズームや向きなどを、ポール手元で操作できるもの、タブレット端末で操作できるものなどがある。
一般的に、液晶モニターや記録媒体を内蔵もしくは取付けが可能で、複数の人による現場観察や画像の記録が行える。

高所観察用ビデオカメラの伸縮ポール

左記伸縮ポール用支持腰ベルト
使用方法の概要
<高所観察用ビデオカメラの操作方法例>
[屋根の確認]
伸縮ポールの支持腰ベルトを調査者の腰に取付ける。
カメラ等を伸縮ポール先端に取付け、タブレット端末との接続を確認する。
伸縮ポールに支持腰ベルトの金具を取付け、必要に応じてガイド金物を伸縮ポールに取付ける。
フットペダルを踏みながら、屋根の高さまで、上から順に伸縮ポールを伸長する。
雨天や強風時等の場合には使用しない。
[天井裏の観察のイメージ]
[床下の観察のイメージ]
  • 天井裏や小屋裏、床下は、部材が交錯しているので、カメラ等を破損しないように注意する。
<三脚取付け型高所観察用ビデオカメラの操作方法例>
[屋根の確認]
三脚が安定する場所に三脚を広げ、伸縮ポールを設置する。
三脚の脚を伸縮させ、水準器等で伸縮ポールを垂直にする。
伸縮ポールのフットペダルを下げて地面に設置する。
カメラ等を伸縮ポール先端に取付け、タブレット端末との接続を確認する。
必要に応じて、伸縮ポールに揺れ止め金具を取付ける。
フットペダルを踏みながら、屋根の高さまで伸縮ポールを上から順に伸長する。
タブレット端末により操作し、適宜画像を記録する。
雨天や強風時等の場合には使用しない。
関連する不具合事象 「勾配屋根の変形」「降水による漏水」
備考 屋根等の外観観察用の簡易なものに、高倍率の双眼鏡や望遠鏡などがあげられる。