使用する検査機器


建築

機器の名称 ノギス
機器の使用目的 材料の精度のある寸法測定、鉄骨精度測定
機器の概要 ノギスは物の厚さや、球や穴の直径などを測る機器で、目盛(本尺目盛)のついた本尺にバーニア目盛のついたスライダを滑らせ、それぞれに設けられている外径若しくは内径を測定するジョウを測定物にあて、本尺の目盛(本尺目盛)とバーニア目盛を読み取り測定する。
機器により、バーニア目盛の代わりにダイアル目盛や電子式デジタル表示などを読み取り測定するものがある。
一般的に測定範囲が0.05mm~100mm若しくは150mmのものが最もよく使われている。
建築工事、特に鉄骨工事では形鋼の断面寸法測定のように500mm以内のものに使用されることが多いので、600mm,または300mmの長さのものが常用される。
最大測定長さは、2000mm以下のものがJIS B 7507:2022「製品の幾何特性仕様(GPS)一寸法測定機ーノギス」で規定されている。
ノギスの器差の許容値は、測定長さ50mm以下のもので±0.05mm500mmのもので±0.10mm(最小読取値0.05mm)である。
ノギスより器差の許容値の小さい測定器としてマイクロメータがあり、鉄骨工事などの板厚測定に使用される。JIS B 7502:2016「マイクロメータ」の規定がある。
使用方法の概要
<ノギスの各部名称>

ノギスの各部名称例

<目盛の読み取り例>
読み取りは、本尺目盛とバーニア目盛を組み合わせて行う。
本尺目盛を読み取る。
(20.  )
本尺目盛と目盛の合ったバーニア目盛を読み取る。
(  .0 )
測定値 20.0 mm

目盛の読み取り例

<目盛りがデジタル表示のノギスの例>

デジタル表示のノギスの例
関連する不具合事象 「外壁の傾斜」「内壁の傾斜」「振動」「設備からの漏水」
備考 目盛りがデジタル表示のノギスもある。
鉄骨精度測定では、ノギスの他、溶接ゲージやアンダーカットゲージ、隙間測定の為のシックネスゲージ、テーパーゲージなどが使われ、詳しい資料に「(一社)日本建築学会 編集・発行JASS6 鉄骨工事(2018)付則6 鉄骨精度測定基準」「同 鉄骨精度測定指針(2018)」がある。