補修費用の目安

降雨による漏水下ぶき材、雨押え包み板の再施工W-1-509
木軸・木枠

不具合の程度 外壁と屋根との取合い部より漏水発生

A.積算の前提条件
(a)
立地、敷地条件
イ)
地 域:東京(区部)
ロ)
敷 地:①工事用車両の進入が可能。
②建物外周部に1.5~2.0m程度の空きがある
(b)
建物概要
イ)
構造等:2階建在来軸組工法、一戸建て専用住宅
ロ)
仕上等
部位 仕上 備考
屋  根 ガルバリウム鋼板0.35mm
(溶解55%アルミニウム・亜鉛合板メッキ鋼板)
耐水合板12mm下地
アスファルトルーフィング22kg品の防水
雨押え包み板
外 壁 モルタル下地外装用薄塗材吹付け アクリル系リシン
ハ)
取合部:別図参照
(c)
補修工事の発注形態
住宅取得者が工事業者へ発注
(d)
補修工事概要
イ)
工事対象部分・規模:1階北側壁-屋根 取合い部(9m程度)及び屋根部(3㎡程度)
ロ)
工事範囲等
範  囲
  • 不具合部の屋根ふき材、耐水合板、アスファルトルーフィング及び雨押え包み板を全面除去、新規張替え
  • 柱、梁、たる木等は既存のまま
付帯する工事
  • 取合い部外壁の下地ラスモルタル及び仕上げを高さ300mm程度全長にわたって除去、新規施工
備  考
  • 電気設備、トップライト等は工事範囲外

B.補修工事費の目安
(a)
工事費の設定
イ)
設定方法
  • A.(a)~(d)および以下の①~③を条件として、工事業者より見積りを徴集(3社)。
  • 見積り内容を確認し、積算の前提条件を満たしていないものを除外する(0社)。
  • 見積り金額の最低金額から最高金額の範囲を工事費の目安とする。
調査費は含まない。
家具等の移動にかかる費用は含まない。
工事用仮設電力・水道費は含まない。
ロ)
工事費の目安
19万円~44万円(3社)(平成12年4月現在)
(b)
工事費の変動要素(提示条件内での変動)
イ)
仮設、養生等の程度(脚立または組足場)
ロ)
屋根ふき材等の仕様、グレード、工法
ハ)
モルタル下地の養生期間
ニ)
工期の設定
ホ)
石綿を含有している屋根材の場合には、石綿対策費を追加
(c)
工期
1~2週間程度

C.参考図
補修工事名称
下ぶき材、雨押え包み板の再施工
工事No
W-1-509
不具合の程度 外壁と屋根との取合い部より漏水発生
立面図

矩計図