住宅の概要に関する基礎知識

補強コンクリートブロック造

 補強コンクリートブロック造は、補強組積造の空洞コンクリートブロック単体を目地モルタルにより組積し、空洞部に配置した鉄筋と充填コンクリートによって補強された壁体及び鉄筋コンクリート造の布基礎・臥梁・スラブによって構成された壁式構造である。なお、本構造は建築基準法施行令第62条の2及び4~7において、耐力壁、臥梁、目地及び空洞部の構造等について規定されている。
 以下に本構造の主な特徴を紹介する。
耐震性・耐火性に優れている。
気密性が高く、耐久性に優れている。
施工が比較的容易なため工期が短い。

 ※臥梁(がりょう):組積造・コンクリートブロック造などで設けられる梁のことをいう。

「転載の承諾を得られなかった箇所に網掛けをしております。」
参考例 補強コンクリートブロック造の例 図引用:「構造用教材(第3版)」((一社)日本建築学会発行)