住宅の概要に関する基礎知識

鉄筋コンクリート組積造

 鉄筋コンクリート組積造はRM造とも呼ばれ、これは「鉄筋とコンクリートにより補強された組積造(reinforced masonry)」のことである。(参考:参考文献1)
 鉄筋コンクリート組積造は、コンクリートブロックまたはセラミックメーソンリーユニットの組積ユニットを組積し、それらの空洞部に縦横に鉄筋を配置し、コンクリートを充填して一体化した壁式構造である。建築基準法において、平15国交告第463号に適合することが求められる。(参考:参考文献2)
  鉄筋コンクリート組積造建築物は、本来の組積造が持つ高い耐久性、耐火性、美装性および狭小敷地に対する優れた施工性に加えて、高い耐震性、高い施工効率および高い施工信頼性を実現できるように開発されたものである。(参考:参考文献1)
参考例 鉄筋コンクリート組積造の例(引用:参考文献1)
参考文献1: 「鉄筋コンクリート組積造(RM造)工事標準仕様書・同解説」(2004)p1,p2(解説図1.1)(国土交通省国土技術政策総合研究所・(独)建築研究所 監修/日本建築行政会議・(社)建築研究振興協会 編集/(社)建築研究振興協会 発行)
参考文献2: 「住宅性能表示制度 日本住宅性能表示基準・評価方法基準 技術解説(新築住宅) 2020」p222(国土交通省住宅局住宅生産課・国土交通省国土技術政策総合研究所・国立研究開発法人建築研究所 監修/日本住宅性能表示基準・評価方法基準 技術解説 編集委員会 編集/工学図書(株) 発行)