補修方法編

建具の開閉不良 ラッチボルト受金物の調整 T-1-003
木軸・木枠・RC造・S造
工事概要

ラッチボルトが入らなくなっている受金物(座金)の取付位置を調整する。(参考:参考文献1)


モノロックの例(引用:参考文献1)
対応する不具合と原因 不具合
  • 建具の開閉不良(T-1)
原因
  • 建具の位置及び取付方法の不良
適用条件
  • 建具の反りが座金の調整で対応できる範囲であること。
  • 錠のラッチボルトが受金物(座金)に入らず施錠不能等の場合に適用可能な工法である。
工事手順の例
1.事前調査
現場での原因調査により、適用条件を満たしていることを確認する。
2.受金物の調整丁番の交換
ラッチボルトと受金物の位置不良の状態を確認する。
受金物を外し、適正な取付位置に取り付ける。
受金物にラッチボルトが入ることを確認する。
3.片付け、清掃
片付け、清掃を行う。
備考
  • 受金物の取付位置を変えずにラッチボルトのストライク位置を調整できる受金物も市販されている。建具のくるいは、温度差等によって起こりやすいので、調整機能付受金物を使用することが望ましい。

参考文献

書名[該当箇所](監修) 編著者 発行所
1 土地・建物の不具合[p71]【絶版】 (財)不動産適正取引推進機構 (株)東洋書店