補修方法編

外壁のひび割れ・欠損G-2
木枠

原 因 不具合事象の発生している主要部位 補修方法 シートNo.
(シートNo.群)
補修工事の特性 居住条件
(「外壁の傾斜」の原因) 外壁 「外壁の傾斜」を参照して、「外壁の傾斜」の発生原因に対応した補修を実施し、併せて外壁のひび割れ、欠損の補修を行う。 (G-1)
枠組等の不良による仕上げ部分の不良 本シート(「仕上材等の施工不良」以外)の「補修方法」を参照して、「補修方法」の発生原因に対応した補修を実施し、併せて外壁のひび割れ、欠損の補修を行う。
枠組の断面寸法等の不足 床根太・床梁(上階)・まぐさ 添え床根太による床根太の補強(2階以上の場合) F-1-201 床根太、床梁に不具合がある場合は、添え床根太、添え床梁による補強で対応する。
まぐさに不具合がある場合は、まぐさの交換で対応する。
たて枠が壁面内に納められる場合に限り、たて枠による床梁、まぐさの補強が想定される。
添え床梁による床梁の補強 F-1-202
床梁の取替え F-1-203
たて枠による床梁の補強 F-1-204
既存まぐさを新規まぐさに交換 F-1-205
たて枠によるまぐさの補強 F-1-206
まぐさによる床梁の補強 F-1-210
耐力壁 耐力壁線内の開口部を壁とする補強 G-1-201 耐力壁を新設できる壁面がない場合は、既設耐力壁を補強し、壁倍率を上げる方法が考えられる。
耐力壁の壁量増加による補強 G-1-202
たて枠 集中荷重でたわんだたて枠を補強① G-1-204
集中荷重でたわんだたて枠を補強② G-1-205
断面欠損等によりたわんだたて枠を補強 G-1-206
建て入れ 外壁の建て入れ不良是正 G-1-203
枠組の材料の選択不良 床根太・床梁(上階)・まぐさ 添え床根太による床根太の補強(2階以上の場合) F-1-201
添え床梁による床梁の補強 F-1-202
床梁の取替え F-1-203
たて枠による床梁の補強 F-1-204
既存まぐさを新規まぐさに交換 F-1-205
たて枠によるまぐさの補強 F-1-206
まぐさによる床梁の補強 F-1-210
耐力壁 耐力壁線内の開口部を壁とする補強 G-1-201
耐力壁の壁量増加による補強 G-1-202
たて枠 集中荷重でたわんだたて枠を補強① G-1-204
集中荷重でたわんだたて枠を補強② G-1-205
断面欠損等によりたわんだたて枠を補強 G-1-206
建て入れ 外壁の建て入れ不良是正 G-1-203
枠組の材料の品質不良 床根太・床梁(上階)・まぐさ 添え床根太による床根太の補強(2階以上の場合) F-1-201 床根太、床梁に不具合がある場合は、添え床根太、添え床梁による補強で対応する。
まぐさに不具合がある場合は、まぐさの交換で対応する。
たて枠が壁面内に納められる場合に限り、たて枠による床梁、まぐさの補強が想定される。
添え床梁による床梁の補強 F-1-202
床梁の取替え F-1-203
たて枠による床梁の補強 F-1-204
既存まぐさを新規まぐさに交換 F-1-205
たて枠によるまぐさの補強 F-1-206
まぐさによる床梁の補強 F-1-210
耐力壁 耐力壁線内の開口部を壁とする補強 G-1-201 耐力壁を新設できる壁面がない場合は、既設耐力壁を補強し、壁倍率を上げる方法が考えられる。
耐力壁の壁量増加による補強 G-1-202
たて枠 集中荷重でたわんだたて枠を補強① G-1-204
集中荷重でたわんだたて枠を補強② G-1-205
断面欠損等によりたわんだたて枠を補強 G-1-206
建て入れ 外壁の建て入れ不良是正 G-1-203
枠組の架構・接合方法の不良 耐力壁 耐力壁線内の開口部を壁とする補強 G-1-201 耐力壁を新設できる壁面がない場合は、既設耐力壁を補強し、壁倍率を上げる方法が考えられる。
たて枠 耐力壁の壁量増加による補強 G-1-202
集中荷重でたわんだたて枠を補強① G-1-204
建て入れ 集中荷重でたわんだたて枠を補強② G-1-205
断面欠損等によりたわんだたて枠を補強 G-1-206
外壁の建て入れ不良是正 G-1-203
耐力壁量の不足 耐力壁 耐力壁線内の開口部を壁とする補強 G-1-201 筋かいを新設できる壁面がない場合は、既設筋かいを補強し、壁倍率を上げる方法が考えられる。
耐力壁の壁量増加による補強 G-1-202
仕上材等の選択不良 モルタル
(湿式)
モルタル塗替え
(下地込み)
G-2-201
モルタル塗替え G-2-202
サイディング等
(乾式)
サイディングの張替え G-3-201
仕上材等の品質不良

仕上材等の施工不良
モルタル
(湿式)
モルタル塗替え
(下地込み)
G-2-201 0.2㎜程度以下のひび割れには、シール工法が一般的である。1.0㎜程度までので挙動(進行)がないひび割れ*には樹脂注入工法、挙動(進行)のあるひび割れ*及びひび割れ幅が1.0㎜を超える場合にはUカットシール材充填工法の採用が一般的である。
欠損部に対してはモルタル充填工法の採用が一般的である。仕上材の全面にひび割れが発生している場合等には、既設モルタルを剥がし、塗替える手法も想定される。
モルタル塗替え G-2-202
ひび割れ改修工法
(外壁部)
G-2-501
シール工法(外壁部) G-2-502
モルタル充填工法(外壁部) G-2-503
サイディング等
(乾式)
ひび割れ改修工法
(外壁部)
G-2-501 ひび割れ、欠損の程度が小さい場合はシール工法、Uカットシール材充填工法が想定される。全体的にひび割れ、欠陥が及ぶ場合にはサイディングの張替えも想定される。
シール工法(外壁部) G-2-502
サイディングの張替え G-3-201
*参考:建築改修工事監理指針 令和4年版(上巻)p365 表4.2.1