勾配屋根の変形（はがれ、ずれ、浮き）Ｒ－１
木軸
木軸
| 原 因 | 不具合事象の発生している主要部位 | 補修方法 | ｼｰﾄNo. (ｼｰﾄNo.群) |
補修工事の特性 | 居住条件 |
|---|---|---|---|---|---|
| （｢基礎の沈下｣の原因） | 基礎 | 「基礎の沈下」を参照して、「基礎の沈下」の発生原因に対応した補修を実施し、併せて勾配屋根の変形（はがれ、ずれ、浮き）の補修を行う。 | （K-1） | ― | ― |
| （｢外壁の傾斜｣の原因） | 基礎 | 「外壁の傾斜」を参照して、「外壁の傾斜」の発生原因に対応した補修を実施し、併せて勾配屋根の変形（はがれ、ずれ、浮き）の補修を行う。 | （G-1） | ― | ― |
| 小屋組材の断面寸法等の不良 ・ 小屋組材の配置・支持間隔の不良 |
小屋梁 | 柱による梁の補強 | F-1-101 | 補強柱が壁面内に納められる場合に限り、柱による梁の補強が想定される。天井懐に余裕がない場合には溝形鋼による梁の補強が、又、天井懐に納まる場合には、Ｈ形鋼や添え梁による梁の補強が想定される。梁の交換は、以上の補修方法で対応できない場合にも適用可能な方法である。 | Ｂ |
| 溝形鋼による梁の補強 | F-1-102 | Ｂ | |||
| Ｈ形鋼による梁の補強 | F-1-103 | Ｂ | |||
| 添え梁による梁の補強 | F-1-104 | Ｂ | |||
| 梁の交換 | F-1-106 | Ｂ | |||
| 軒桁 | 柱による梁の補強 | F-1-101 | 補強柱が壁面内に納められる場合に限り、柱による梁の補強が想定される。天井懐に余裕がない場合には溝形鋼による梁の補強が、又、天井懐に納まる場合には、Ｈ形鋼や添え梁による梁の補強が想定される。梁の交換は、以上の補修方法で対応できない場合にも適用可能な方法である。 | Ｂ | |
| 溝形鋼による梁の補強 | F-1-102 | Ｂ | |||
| Ｈ形鋼による梁の補強 | F-1-103 | Ｂ | |||
| 添え梁による梁の補強 | F-1-104 | Ｂ | |||
| 梁の交換 | F-1-106 | Ｂ | |||
| むな木母屋 | むな木の交換 | R-1-101 | 小屋束を支えるための梁が簡単に設置できる場合、小屋束の増設が想定される。不具合が、局部的なものである場合は添え梁による梁の補強が考えられる。広範囲にわたる場合はむな木や母屋の交換が考えられる。 | Ｂ | |
| 小屋束の増設 | R-1-103 | Ｃ | |||
| 添え梁による梁の補強 | F-1-104 | Ｂ | |||
| たる木 | 母屋の増設 | R-1-102 | ― | Ｃ | |
| 軒先たる木 | たる木の添木補強 | R-1-105 | たる木が意匠として表れる場合は、たる木の交換が考えられる。 | Ｃ | |
| 軒先たる木 | たる木の交換 | R-1-104 | Ｃ | ||
| 小屋束 | 振れ止め、桁行筋かいの設置 | R-1-107 | ― | Ｃ | |
| 小屋組材の選択の不良 | 小屋梁 | 梁の交換 | F-1-106 | ― | Ｂ |
| 軒桁 | 梁の交換 | F-1-106 | ― | Ｂ | |
| むな木母屋 | むな木の交換 | R-1-101 | ― | Ｃ | |
| たる木 | たる木の交換 | R-1-104 | ― | Ｃ | |
| 軒先たる木 | たる木の交換 | R-1-104 | ― | Ｃ | |
| 小屋束 | 振れ止め、桁行筋かいの設置 | R-1-107 | ― | Ｃ | |
| 小屋組材の品質不良 | 小屋梁 | 溝形鋼による梁の補強 | F-1-102 | 天井懐に余裕がない場合には溝形鋼による梁の補強が、又、天井懐に納まる場合には、Ｈ形鋼や添え梁による梁の補強が想定される。梁の交換は、以上の補修方法で対応できない場合にも適用可能な方法である。 限定的な補強には添え梁による補強が想定される。 |
Ｂ |
| Ｈ形鋼による梁の補強 | F-1-103 | Ｂ | |||
| 添え梁による梁の補強 | F-1-104 | Ｂ | |||
| 添え梁による梁の補強（側面） | F-1-105 | Ｂ | |||
| 梁の交換 | F-1-106 | Ｂ | |||
| 軒桁 | 溝形鋼による梁の補強 | F-1-102 | 天井懐に余裕がない場合には溝形鋼による梁の補強が、又、天井懐に納まる場合には、Ｈ形鋼や添え梁による梁の補強が想定される。梁の交換は、以上の補修方法で対応できない場合にも適用可能な方法である。 限定的な補強には添え梁による補強が想定される。 |
Ｂ | |
| Ｈ形鋼による梁の補強 | F-1-103 | Ｂ | |||
| 添え梁による梁の補強 | F-1-104 | Ｂ | |||
| 添え梁による梁の補強（側面） | F-1-105 | Ｂ | |||
| 梁の交換 | F-1-106 | Ｂ | |||
| むな木母屋 | 添え梁による梁の補強（側面） | F-1-105 | 小屋束を支えるための梁が簡単に設置できる場合、小屋束の増設が想定される。不具合が、局部的なものである場合は添え梁による梁の補強が考えられる。広範囲にわたる場合はむな木や母屋の交換が考えられる。 | Ｂ | |
| むな木の交換 | R-1-101 | Ｃ | |||
| 小屋束の増設 | R-1-103 | Ｂ | |||
| たる木 | 母屋の増設 | R-1-102 | 母屋が簡単に設置できる場合、母屋の増設が確実な方法である。 | Ｃ | |
| たる木の交換 | R-1-104 | Ｃ | |||
| 軒先たる木 | たる木の交換 | R-1-104 | たる木が意匠として表れる場合は、たる木の交換が考えられる。 | Ｃ | |
| たる木の添木補強 | R-1-105 | Ｃ | |||
| 小屋束 | 振れ止め、桁行筋かいの設置 | R-1-107 | ― | Ｃ | |
| 小屋組材の架構・接合方法の不良 | 小屋梁 | 梁と柱の仕口部分を添え柱により補強 | F-1-107 | 添え柱が壁面内に納められる場合は添え柱による補強も可能であるが、支障がある場合、金物による補強が考えられる。 | Ｂ |
| 梁と柱の仕口部分を受け金物により補強 | F-1-108 | Ｂ | |||
| むな木母屋 | 梁と柱の仕口部分を添え柱により補強 | F-1-107 | 添え柱が壁面内に納められる場合は添え柱による補強も可能であるが、支障がある場合、金物による補強が考えられる。 | Ｂ | |
| 梁と柱の仕口部分を受け金物により補強 | F-1-108 | Ｂ | |||
| たる木 | 母屋の増設 | R-1-102 | 母屋が簡単に設置できる場合、母屋の増設が確実な方法である。 | Ｃ | |
| たる木の交換 | R-1-104 | Ｃ | |||
| たる木、下地板のレベル調整 | R-1-106 | Ｃ | |||
| 小屋束 | 振れ止め、桁行筋かいの設置 | R-1-107 | ― | Ｃ | |
| 下ぶき材・屋根ふき材等の選択不良 ・ 下ぶき材屋根ふき材等の品質不良 |
下地材 | 屋根下地材・ふき材の交換 | R-1-601 | ― | Ｃ |
| 下ぶき材・屋根ふき材等の取付け不良 | 仕上材 | 仕上材の留付け直し（瓦ぶき） | R-1-501 | ― | Ｃ |
| 下地材 | 屋根下地材・ふき材の交換 | R-1-601 | ― | Ｃ |