補修方法編

界床に係る遮音不良(床歩行音等の床衝撃音) SO-1
木軸・木枠・RC造・S造
図 住宅の界床(重量床衝撃音)の遮音性能向上のための補修方法検討フローチャート
参考 凡例)
※1
:〔   〕内は適用する構造
①~⑧:想定される補修工法の例を示す。
既存床上に鉄筋コンクリ-トの湿式浮床の設置
既存床上に鉄筋コンクリ-ト床増打ち
既存床(鉄筋コンクリ-ト造又は鉄骨造の場合)または既存床梁(木造の場合)上にALCパネル等の設置
既存床下地上にセルフレベリングの施工
既存床(鉄筋コンクリ-ト造又は鉄骨造の場合)または既存床下地(木造の場合)上に乾式浮き床(合板、せっこうボード等の積層板)の設置 
既存床材と同程度の厚さの、より重量の大きい材への交換
既存床下地上に遮音シートの増張り
既存床材と同程度の重量の重量床衝撃音レベル低減量ΔLの大きい床材への交換
※2:
コスト、施工の容易性、構造性能、遮音性能向上効果、工事期間等に係る総合的な検討の結果、当該補修工法の採用が 現実的でないと判断された場合は、ステップ4以前の段階に戻って再検討することを要する。
注 :
重量床衝撃音の遮音性能向上のための補修は、構造を含む住宅全体に及ぶ大掛かりな工事となる可能性が高いため、住宅全体の性能向上を目指した耐震性能・断熱性能の向上等の改修と併せて実施することにより、費用面・時間面において合理的・効率的な対応が可能となり、居住者の負担の軽減になる場合がある。