外壁のひび割れ、欠損Ｇ－２
S造
S造
| 原 因 | 不具合事象の発生している主要部位 | 補修方法 | ｼｰﾄNo. (ｼｰﾄNo.群) |
補修工事の特性 | 居住条件 |
|---|---|---|---|---|---|
| （｢外壁の傾斜｣の原因） | 外壁 | 「外壁の傾斜」を参照して、「外壁の傾斜」の発生原因に対応した補修を実施し、併せて外壁のひび割れ、欠損の補修を行う。 | （G-1） | ― | ― |
| 骨組等の不良による仕上げ部分の不良 | 本シート（「仕上材等の施工不良」以外）の「補修方法」を参照して、「補修方法」の発生原因に対応した補修を実施し、併せて外壁のひび割れ、欠損の補修を行う。 | ― | ― | ― | |
| 骨組の鉄骨、スラブのコンクリート・鉄筋の規格不適・品質不良 | 柱・梁 | ― | ― | （専門家と個別に相談を行い、補修方法を決定する。） | ― |
| 骨組の断面寸法等の不足 ・ 骨組の配置･支持間隔の不良 |
柱 ・ 梁 ・ 鉛直ブレース |
ー | ー | （専門家と個別に相談を行い、補修方法を決定する。） | ー |
| 骨組の架構･接合方法の不良 | 柱脚部 ・ 梁継手 ・ パネルゾーン |
ー | ー | （専門家と個別に相談を行い、補修方法を決定する。） | ー |
| 水平構面の剛性の不足 | 水平 ブレース |
ー | ー | （専門家と個別に相談を行い、補修方法を決定する。） | ー |
| 鉛直構面（水平構面）のブレースの変形、接合部の緩み |
鉛直（水平）ブレース |
鉛直（水平）ブレースの取替え | G-1-406 | ー | ー |
| 外壁下地構成材の断面寸法等の不足 ・ 外壁下地構成材の配置･支持間隔の不良 ・ 外壁下地構成材等の材料の選択不良 ・ 外壁下地構成材等の材料の品質不良 ・ 外壁仕上材等の留付方法の不良 ・ 外壁仕上材等の割付不良 |
ＡＬＣパネル等 | 表面処理材の塗布（ALC外壁用パネル） | G-2-701 | ひび割れ（・欠損）の原因が、構造耐力上の問題によらない場合に適用する。また、原因が、構造耐力上の問題による場合は、補修工事の実施によりその問題が取り除かれていることが専門家の調査により確認された場合に限り適用する。0.4mm以下の細かい面的広がりをもつひび割れには表面処理剤の塗布、0.4mm以上のひび割れには漏水の状況に応じて、Uｶｯﾄﾓﾙﾀﾙ充填工法、Uｶｯﾄｼｰﾙ材充填工法の適用が考えられる。 欠損部には充填工法を適用する。損傷の程度によっては、パネルの張り替えも考えられる。 |
Ｃ |
| Uカットモルタル充填工法（ALCパネル） | G-2-702 | Ｃ | |||
| Uカットシール材充填工法（ALCパネル） | G-2-703 | Ｃ | |||
| ALCパネルの張替え | G-2-401 | Ｂ | |||
| 充填工法（ALCパネル） | G-2-704 | 補修により、美観上の問題が生じないことが確認された場合に限り適用する。 | Ｃ | ||
| 仕上材料の選択不良 ・ 仕上材料の品質不良 ・ 仕上材料の施工不良 |
（塗装） | 塗装・吹付け直し（ALCパネル） | G-2-705 | 塗布部のみのひび割れには塗装・吹付け直しが考えられる。 | Ｃ |
| 外壁仕上材等の留付方法の不良 ・ 外壁仕上材等の割付不良 |
(タイル仕上げ) | ALCパネル下地タイル部分張替え工法 | G-2-402 | タイルのひび割れ・欠損、はがれ・浮きが部分的に発生している場合に、ALCパネル下地タイル部分張替え工法を適用する。ALCパネルの目地にまたがってタイルが張られ目地沿いにタイル張りのひび割れ・欠損、はがれ・浮きが生じている場合には、ALCパネル下地タイル伸縮調整目地新設工法を併用することも考えられる。 | Ｃ |
| ALCパネル下地タイル伸縮調整目地新設工法 | G-2-403 | Ｃ | |||