原 因 | 不具合事象の発生している主要部位 | 補修方法 | シートNo. (シートNo.群) |
補修工事の特性 | 居住条件 |
---|---|---|---|---|---|
(「外壁の傾斜」の原因) | 外壁 | 「外壁の傾斜」を参照して、「外壁の傾斜」の発生原因に対応した補修を実施し、併せて外壁のひび割れ、欠損の補修を行う。 | (G-1) | ― | ― |
柱・大梁・小梁・壁のコンクリート及び鉄筋の規格不適・品質不良 ・ 梁の断面寸法の不足・鉄筋量の不足 ・ コンクリート強度の不足 |
梁・小梁・スラブ | ― | ― | (専門家と個別に相談を行い、補修方法を決定する) | ― |
壁の配筋方法の不良(配筋位置のずれ等) ・ コンクリートの打込み・締固め不良 ・ コンクリートの養生不良 ・ 工事中の一時的な過荷重の積載 |
外壁一般部(躯体) | 壁の打直し補修(耐力壁等) | G-1-304 | ひび割れ(・欠損)の補修は、ひび割れ(・欠損)の原因が構造耐力上の問題によらない場合に適用する。また、原因が構造耐力上の問題による場合は、補修工事の実施によりその問題が取り除かれていることが専門家の調査により確認された場合に限り適用する。 1.0㎜程度までの挙動(進行)がないひび割れ*には、樹脂注入工法、挙動(進行)のあるひび割れ*及びひび割れ幅が1.0㎜を超える場合にはUカットシール材充填工法の採用が一般的である。鉄筋の腐食を伴う大きな損傷の場合にはコンクリートの増打ち、躯体改修工法も想定される。 (地下躯体の場合) 構造耐力に関する適用条件は一般部の(躯体)と同じである。 漏水の量、水質(海水、酸、アルカリ、化学物質等)、対象部位の温度等が注入止水工法の条件に適合する場合に適用する。 (地下躯体の場合) 構造耐力に関する適用条件は一般部の(躯体)と同じである。 漏水の量、水質(海水、酸、アルカリ、化学物質等)、対象部位の温度等が注入止水工法の条件に適合する場合に適用する。 (タイル壁の場合) ひび割れ、欠損部の状況や剥離範囲等が広い場合、タイル張替え工法が想定される。範囲が狭い場合や、張替え工法が適用できない条件の場合、アンカーピンニング工法及び注入口付アンカーピンニング工法も考えられる。 |
B |
壁表層面の打直し補修 | G-1-305 | B | |||
樹脂注入工法 | G-2-301 | C | |||
Uカットシール材充填工法 | G-2-302 | C | |||
シール工法 | G-2-303 | C | |||
充填工法 | G-2-304 | C | |||
躯体改修工法 | G-2-305 | C | |||
打直し工法 | G-2-306 | C | |||
(地下 躯体) |
樹脂注入止水工法 | W-1-325 | C | ||
(タイル仕上げ) | タイル張替え工法 | G-2-307 | C | ||
アンカーピンニング工法 | G-2-308 | C | |||
注入口付アンカーピンニング工法 | G-2-309 | C | |||
柱・大梁・小梁の配筋方法の不良(配筋位置のずれ等) ・ コンクリートの打込み・締固め不良 ・ コンクリートの養生不良 ・ 工事中の一時的な過荷重の積載 |
柱 | 打直し工法 | G-2-306 | ひび割れ(・欠損)の補修は、ひび割れ(・欠損)の原因が構造耐力上の問題によらない場合に適用する。また、原因が構造耐力上の問題による場合は、補修工事の実施によりその問題が取り除かれていることが専門家の調査により確認された場合に限り適用する。 1.0㎜程度までの挙動(進行)がないひび割れ*には、樹脂注入工法、挙動(進行)のあるひび割れ*及びひび割れ幅が1.0㎜を超える場合にはUカットシール材充填工法の採用が一般的である。鉄筋の腐食を伴う大きな損傷の場合にはコンクリートの増打ち、躯体改修工法も想定される。 (タイル壁の場合) ひび割れ、欠損部の状況や剥離範囲等が広い場合、タイル張替え工法が想定される。範囲が狭い場合や、張替え工法が適用できない条件の場合、アンカーピンニング工法及び注入口付アンカーピンニング工法も考えられる。 |
C |
樹脂注入工法 | G-2-301 | C | |||
Uカットシール材充填工法 | G-2-302 | C | |||
シール工法 | G-2-303 | C | |||
充填工法 | G-2-304 | C | |||
躯体改修工法 | G-2-305 | C | |||
(タイル仕上げ) | タイル張替え工法 | G-2-307 | C | ||
アンカーピンニング工法 | G-2-308 | C | |||
注入口付アンカーピンニング工法 | G-2-309 | C | |||
梁 | 梁下への柱増設 | F-1-301 | ひび割れ(・欠損)の補修は、ひび割れ(・欠損)の原因が構造耐力上の問題によらない場合に適用する。また、原因が構造耐力上の問題による場合は、補修工事の実施によりその問題が取り除かれていることが専門家の調査により確認された場合に限り適用する。 1.0㎜程度までの挙動(進行)がないひび割れ*には、樹脂注入工法、挙動(進行)のあるひび割れ*及びひび割れ幅が1.0㎜を超える場合にはUカットシール材充填工法の採用が一般的である。鉄筋の腐食を伴う大きな損傷の場合にはコンクリートの増打ち、躯体改修工法も想定される。 (タイル壁の場合) ひび割れ、欠損部の状況や剥離範囲等が広い場合、タイル張替え工法が想定される。範囲が狭い場合や、張替え工法が適用できない条件の場合、アンカーピンニング工法及び注入口付アンカーピンニング工法も考えられる。 |
B | |
梁の増打ち工法 | F-1-304 | B | |||
樹脂注入工法 | G-2-301 | C | |||
Uカットシール材充填工法 | G-2-302 | C | |||
シール工法 | G-2-303 | C | |||
充填工法 | G-2-304 | C | |||
躯体改修工法 | G-2-305 | C | |||
打直し工法 | G-2-306 | C | |||
(タイル仕上げ) | タイル張替え工法 | G-2-307 | C | ||
アンカーピンニング工法 | G-2-308 | C | |||
注入口付アンカーピンニング工法 | G-2-309 | C | |||
構造スリット位置の不良 | 壁 | 壁の構造スリットの補修(非耐力壁) | G-1-306 | 非耐力壁の構造スリットの不具合の場合に適用する。施工時の構造スリットの未配置や鉄筋の切断を伴う場合は適用しない。 | B |
伸縮調整目地の入れ方の不良 ・ ひび割れ誘発目地の入れ方の不良 |
外壁一般部・柱・梁 | 樹脂注入工法 | G-2-301 | ひび割れ誘発目地の新設等でひび割れ等の発生原因に対応した補修を実施し、併せてひび割れ、欠損自体の補修を行う。 1.0㎜程度までの挙動(進行)がないひび割れ*には、樹脂注入工法、挙動(進行)のあるひび割れ*及びひび割れ幅が1.0㎜を超える場合にはUカットシール材充填工法の採用が一般的である。鉄筋の腐食を伴う大きな損傷の場合にはコンクリートの増打ち、躯体改修工法も想定される。 (タイル壁の場合) ひび割れ、欠損部の状況や剥離範囲等が広い場合、タイル張替え工法が想定される。範囲が狭い場合や、張替え工法が適用できない条件の場合、アンカーピンニング工法及び注入口付アンカーピンニング工法も考えられる。 |
C |
Uカットシール材充填工法 | G-2-302 | C | |||
シール工法 | G-2-303 | C | |||
充填工法 | G-2-304 | C | |||
ひび割れの進行防止 | G-2-310 | C | |||
(タイル仕上げ) | タイル張替え工法 | G-2-307 | C | ||
アンカーピンニング工法 | G-2-308 | C | |||
注入口付アンカーピンニング工法 | G-2-309 | C | |||
下地調整層の不良 ・ 外壁仕上材等の選択・品質不良 ・ 外壁仕上材等の養生不足 |
(タイル仕上げ) | タイル張替え工法 | G-2-307 | (タイル壁の場合) ひび割れ、欠損部の状況や剥離範囲等が広い場合、タイル張替え工法が想定される。範囲が狭い場合や、張替え工法が適用できない条件の場合、アンカーピンニング工法及び注入口付アンカーピンニング工法も考えられる。 タイル陶片の浮きの場合、注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法も考えられる。ただし、モザイクタイル等の小さなタイルの補修には適用できない。 |
C |
アンカーピンニング工法 | G-2-308 | C | |||
注入口付アンカーピンニング工法 | G-2-309 | C | |||
注入口付アンカーピンニングエポキシ樹脂注入タイル固定工法 | G-2-313 | C | |||
(塗装) | 塗装・吹付け直し | G-2-311 | ― | C |